沖縄県在住のSさん(列車事故により両下腿を切断)の初スキーをサポートしました。
スキー場には短パン姿で到着。
沖縄の人には、長野の寒さが想像つかないのでしょうか。
それとも、両足とも義足だから寒くはないのでしょうか。
短パン姿ならブーツを履くのに都合が良いと思ったのですが、義足足部には足関節がないので、スキーブーツを履かせるのに一苦労しました。
また、義足下腿部はパイプですので、これに肉付けをしなければスキーブーツとの間に隙間があってスキー操作が上手くできません。
いろいろ準備の後、いざ、ゲレンデへ!(短パンのまま)
スキーに慣れるため平地で歩行動作の練習をくり返した後、早々にリフトへ。
クワッドリフトに二人で乗車。
しばらくすると、ああ・・・義足が付いたスキーが落下していく。
Sさんの義足は、断端にシリコン製スリーブを被せて義足を懸垂するタイプだが、スキー板とスキーブーツを合わせた重さには耐えられなかったようだ。
そして、もう片足も!
結局、降場では両足ともないので、リフトを止めて頂いて私が背負うことに。
背負ったまま、義足のついたスキーを探しに滑走。
義足が付いたスキー板が点々と落ちているのを見た人は、さぞかし驚いたことでしょう。